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かにむかし


ついこの前まで、
裸で寒そうだった柿の木。

ベランダから見える柿の木が、
こんなに青々としてきました


柿の木を見ると、
おじいちゃんを思い出します。



僕の家庭は少し複雑で、
父方の祖父と、母方の祖父が、
一つ屋根の下に住んでいました。

母方の祖父が、
アルツハイマーになったのが原因で、

父はそれを快く受け入れ、
献身的な介護を続けます。


だが父は、実の父親、
つまり僕のおじいちゃんとは仲が悪く、



僕が物心ついたときから、
お互いにイガミ合っていたように見えました。

直接の原因は何なのか聞けずにいますが、
祖父のその強烈に頑固な性格が、

きっと二人を引き裂いたのだろうと、
子供ながらに感じていたのです。

お互いに譲れない性格だったのかもしれません。


父と祖父は喧嘩が絶えず、
それにプラスして母は酷いカンシャク持ちでした。



そんな家族だったから、
毎日家の中には怒鳴り声が響いていました。



ある朝も怒鳴り合っている声で目が覚めました。
またいつものことだと僕は二階で耳を塞ぎました。





その日の午後、

庭にある柿の木の根元を、

祖父がナタで削っているのが見えたんです。


曲がった腰で、

何かに怒りをぶつけるように、

黙々とナタを振り下ろしていました。


僕はその姿が、

急に恐しくなり、

窓を閉めました。




「庭の木を切ると、家族に不幸がある」



そんな言い伝えを思い出しました。



祖父がどんな気持ちで、
あの柿の木を切ろうとしたのか、
それは分かりません。

ただ幼かった僕は、
何故だか酷く恐くなり、
見てはいけないと感じたのでしょう。



それが人の憎悪であり、
誰の心にもあるものだから。



それから何年か経ち、

気になって柿の木の下へ行きました。

すっかり枯れ果てていると思っていた僕は、

自分の目を疑いました。

遠慮がちですが、

そこにはまた青々とした柿の葉が、

勢い良く天に向かって伸びていたのです。





植物は偉大だ。


人間は?



つづく・・・
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  1. 2008/04/30(水) 22:22:22|
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